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ランチ

2012年4月23日 23:39

弁護士になってから,自分自身も色々と変化があります。

何が一番変わったかと聞かれて思いつくのは,

「食事のスピード」

です。

 

弁護士に限らず,多忙な職種の方であれば誰でも同じようなものかもしれませんが,

時間に追われて仕事をしていると,無意識のうちに時間を捻出するようになります。

その結果,早食いになりがちです。

 

弁護士になりたてのころは,「弁護士は早食いだな~。」と感じていました。

(元同僚は2~3分で食事を平らげます)

 

弁護士になってから数ヶ月後,友人と食事をしたら,

「お前はそんなに早食いだったか?」

「がっつくな。落ち着いて食べろ!」

と言われました。いつの間にか私も早食いになっていたことに気づきました。

早食いは,上品ではないうえに健康にも良くないのですが,

「早食いになるなんて,ようやく自分も弁護士らしくなったか。」

と,妙に嬉しかったのを覚えています。

 

独立開業した今も,早食いは直りません。

特に,日中は予定が入っているので,ランチの時間は短いです。

ランチのため外出していると,電話やFAXがたまってしまうので,ランチ自体も早く済むものばかり選んでしまします。

たとえば,すぐに買えて事務所に持ち帰れる

「コンビニ弁当」や「某チェーン店の持ち帰り弁当」

が多いです。

少し時間にゆとりがあっても

「Y家,M屋,N卯の牛丼(カレーやうどんの場合もあります)」

「MやMのハンバーガー(両店とも頭文字はMです)」

のように,短い時間で済ませられる食事ばかりです。

 

そんなランチを続けているうちに,

「ランチくらいゆっくりとらないと,人として正しくない気がする・・・・。」

と,客観的にはどうでもいい焦りがでてきました。

 

今日の午後は比較的時間があったので,思い切って,

「某焼肉チェーン店A亭」

で焼肉ランチを食べてきました。

特盛りを頼み,自分なりにはゆっくり食事をしてきたつもりですが,

早食いのクセはなかなか修正されず,超レアな状態で肉を食べる有様でした。

 

そんな早食いの私ですが,ランチに20分近くかけましたので,

「これぞ正しいランチだ。」

と,自分なりに満足しました。

 

しかしながら,焼肉を食べ終えてふっと我に返りました。

「ランチとはいえ一人で焼肉とは,人として正しくない気がする・・・・。」

 

私の目指す「正しいランチ」は,まだまだ達成できそうもありません。

 

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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所

武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩