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コラム「国選弁護より私選弁護の方がいいの?」を掲載しました

2014年10月31日 13:33

今日の事務所昼食会は盛大におこないました。

といっても,宅配ピザです。

宅配ピザでも大喜びしてくれる安あがりなスタッフばかりなので,助かります。

 

さて,exciteニュース・法律相談広場にコラムを掲載しました。

<「国選or私選」弁護人って貧富の格差で決まるの?やっぱりお金があるとその分有利?>

http://www.excite.co.jp/News/column_g/20141030/Horitu_soudan_140.html

http://horitu-soudan.jp/column.php?cid=140

 

ちょっと過激なタイトルですが,私なりのメッセージを込めました。

 

最近,刑事弁護を専門的に扱う法律事務所が増えてきました。

でも,最終的に弁護士費用がどの程度かかるのか,わかりにくいことがあります(弁護士である私がみても非常にわかりにくいものもあります)。

特にわかりにくいのが,保釈が成功した場合の追加報酬です。

保釈とは,保釈保証金の納付等を条件として,勾留の効力を残しながらその執行を停止し,被告人の身柄を解く制度です。

わかりやすくいうと

「刑事裁判中で身柄を拘束されているけど,保釈保証金を裁判所に納めれば一時的に家に帰れる」

ということです。

(ただし,保釈は無条件に認められるわけではなく,証拠隠滅の恐れがないことなど一定の要件が必要です)。

この保釈保証金は,逃亡や証拠隠滅などの問題行動をおこさなければ戻ってきます。

(たとえば,PC遠隔操作事件の片山祐輔氏は,保釈中に携帯から真犯人を名乗るメールを送ったことにより,保釈保証金600万円を没取されてしまいました。)

 

この保釈に成功した場合の報酬が,

「○○万円」

と明記されていればわかりやすいのですが,

「保釈保証金の○○パーセント」

と,パーセンテージで設定されていることがあります。

 

保釈保証金がいくらになるかは,その人の資産状況により色々ですが,

一般的には,最低でも「150万円」ほど必要になります。

つまり,保釈保証金の20%が報酬の場合,保釈保証金が150万円であれば,

「30万円(税別)」

の追加報酬がかかります。

着手金だけでも20万円~30万円ほどかかるので,これだけでも依頼者の方の負担は少なくありません。

保釈保証金の追加報酬を含め,依頼のときにきちんと説明を受けていたいですよね。

 

そういうわけで,コラムでは,

「私選弁護人に依頼をするときは,最終的に弁護士費用がどの程度になるのか説明を求めた方がよい」

というメッセージを込めました。

 

なお,私の場合,契約書に弁護士費用を明記をしたうえで,誤解が生じないよう依頼者の方に丁寧に説明しています。

 

ちなみに,今日の事務所昼食会で頼んだ宅配ピザは,Lサイズで2700円でした。

チラシ通りのわかりやすい価格設定です。

お値段も味も満足です!

あ,もちろん,スタッフには私がおごりました(泣)

 

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埼玉県さいたま市南区の弁護士事務所

武蔵浦和法律事務所 峯岸孝浩